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大谷翔平選手も実践!アスリートと加圧トレーニング
写真は大谷翔平選手が上腕に加圧トレーニング用のベルトを巻いてトレーニングをしている様子です。大谷選手は加圧トレーニングを比較的早い段階から取り入れており、スクワット、ベンチプレス(低重量)、リハビリ後の関節可動域回復運動などに応用しているとのことです。
加圧トレーニングはパフォーマンス向上と回復効率の両立を目的とした、極めて合理的なトレーニング法です。
2024年に発表されたメタ分析によると、血流制限トレーニング(BFRトレーニング)は、アスリートの筋力、パワー、スピード、持久力、体組成の改善に有効であることが示されました。特に、週3回以上の頻度で、カフ圧160mmHg以上、加圧時間10分以上の条件で、効果が顕著に現れると報告されています。
アスリート選手が加圧トレーニングを選ぶメリット
1. 短時間・低負荷でも高い筋力効果が得られる
手足の付け根を加圧することにより、軽い負荷(例:1〜3kgのダンベル)でも筋肉は強い負荷を受けたと錯覚し、成長ホルモンの分泌が急増します。大谷選手のような過密スケジュールの中でも、効率的に筋肉量とパワーを維持・強化できる点がメリットです。
2. リハビリや疲労回復にも活用できる
- ケガ明けや登板後のコンディショニングにも加圧トレーニングは有効です。
- 血流制限→解除による血行促進作用により、筋疲労物質の除去が早まり、回復が促進されます。
- 大谷選手は、2019年の肘の手術(トミー・ジョン手術)以降のリハビリの一環として加圧トレーニングを活用していたと報じられています。
3. 成長ホルモンの大量分泌による複合効果
加圧によって通常の数百倍にも成長ホルモンが分泌されることが研究で示されており、これが次のように貢献します。
- 筋肉の回復・強化
- 骨や腱の強化
- 免疫力の向上
- 脂肪燃焼効果
→ 大谷選手が筋量・パワー・スピード・柔軟性のすべてをハイレベルで維持している要因のひとつです。
4. コンディションを「整える」目的でも有効
連戦続きの中で、疲労の蓄積を抑えながら調整したいときにも、加圧ウォーキングや加圧ストレッチなどの低強度メニューが使えます。身体への負担が少ないため、シーズン中の怪我予防や体調管理にも役立ちます。
加圧トレーニングの注意点
- 負荷の選択が難しい
- 血流の制限には細心の注意が必要である
- トレーナーにより効果に差が生まれる
加圧トレーニングはトレーニング自体が特殊なメカニズムによって成り立っていますので、正しい知識とノウハウが必要です。最大限のパフォーマンス向上のためには第三者機関から認定を受けた経験豊富なトレーナーに指導を受けるのが望ましいです。
当センターには認定トレーナーの中でもさらにハイレベルな基準に合格した「加圧スペシャルインストラクター」が在籍しています。
加圧トレーニングについてもっと知りたい方は当センターにご連絡を♪
加圧トレーニングは筋力アップ、怪我予防、回復促進、コンディション維持など、アスリートはもちろんスポーツをされる方にとってメリットがたくさんですね。
加圧医科学センターでは認定インストラクター養成講習や各種加圧機器の販売を行っています。ご興味のある方はぜひ当センターまでご連絡ください。